災害における歴史資料の保存に向けて


2011年3月21日
特定非営利活動法人 歴史資料継承機構
代表理事 西村慎太郎


 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(いわゆる東日本大震災)によって、多くの尊い命が失われ、いまなお、懸命の救助活動と救援活動が続いております。最初に、被災された皆様に心より御見舞い申し上げると同時に、亡くなられた方々とご遺族の皆様に対して、深く御悔やみを申し上げます。

 発生から10日が経ち、その間にも被災地での余震はもとより、長野・新潟や静岡などの地域でも強い地震が頻発しており、不安な日々を過ごされていることと存じます。
 さて、東北地方太平洋沖地震において、多くの歴史的な資料も被害に遭いました。それらの救助については各自治体をはじめ、宮城資料ネットなどが活動を進めております。当法人でもこれらの活動にできる限り参加し、歴史的な資料の保存に努めていきたいと考えております。

 一方、長野・新潟・静岡・千葉・茨城などでの地震による被害も伝わっております。とりわけ、行政による文化財指定がなされておらず、その所在が認知されていない歴史的な資料の被害の可能性も否定できません。何か身の回りの歴史資料で問題が起きていないでしょうか。問題が発生している、あるいは歴史的な資料に関する質問や意見、保存に対する対処方法、今後の保存に関する不安など、御困りのことがございましたら、NPO法人歴史資料継承機構までお気軽に御連絡頂ければ幸いです。

特定非営利活動法人 歴史資料継承機構
198-0063 東京都青梅市梅郷3-863-2
info★rekishishiryo.com(★を@に変更して下さい)

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